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38. ページ37

渡「ただいまー」


「おかえりっ」




結局なんの答えも出ないまま、

もうこんな時間。



渡「俺先に風呂行ってきちゃっていい?」


「うん、ごはん用意しとくよ」


渡「おう、さんきゅ」




美容に気を使ってる翔太のことだから、
夜ご飯と言ってもそんなにがっつり食べたくないはず。


とりあえずすぐ食べやすい、無難なそうめん。


やはりお風呂あがりはいつも通りの上裸スタイル。
着て!と言ってもいつまでも着ない。





「ごめん、先にご飯食べちゃって」


渡「全然いいよ、気にすんなー
めしさんきゅ、いただきます」


「明日仕事ー?」


渡「休み。頼み込んでもぎ取ってきたわー」


「え?ほんとに?…ビール飲む?」


渡「A飲まない?」


「あ、私お風呂まだ入ってなくて…」


渡「あ、そうなの?じゃあ上がるまで待ってるー」


「ダッシュでいってくる!」





入ろうと思えば入れたけど

翔太が帰ってくるって分かったから。

……髪の毛やってくれるかなって。
少しでも近くで、触れてほしい。

なんて、強欲なこと考えている私。

しっかり恋してる。。



そして今日もお風呂あがりはスウェットのハーフパンツにキャミソール。カーディガン付き。

最近一段と暑くなってきたし。


しばらくキャミソールでもカーディガンあると、
舘さんも康二くんも何も言わなくなった。


舘さんはちょっとうるさいから
前閉めれるやつにして!と毎日言ってくるけどね。笑




「ふぅーーーっ、あちーっ
やっぱりお風呂あがりのビールだよねぇ」


渡「おいおい笑、俺待ってたんだけど笑」


「あ、ごめんそうだった笑」



ふたりでキッチンに立ち、
翔太はご飯の片付けを終わらせて、私はビールをふたつ取り出して。




渡「ごはんごちそうさま。うまかった。」


「それは良かった。ふふ、今日もお疲れ様ー」


渡「おつかれー」


「うーーまっ!!最高
あ、なんか作る?おつまみ的な」


渡「いや、あるもんで全然いい
カルパス箱であるっしょ康二のやつ」


「康二くんに怒られちゃうよ笑」


渡「じゃ明日買いに行こ」


「…あ、明日の休みって、私のため?」


渡「…悪いか」


「ううん、超うれしいありがと」


渡「お前、髪乾かせ、夏だからってサボんなよー」


「めんどくさいからいいのー」


渡「お前、俺にやらせる気だな」


「よろしくお願いしますっ」


渡「…ったくしょうがねー」



どうしよう、すっごく楽しい。

このまま一生続いてもいい!

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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年1月30日 16時

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