内緒で付き合ってます

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江口side



江「……緊張する。」




「大丈夫だよ〜！笑」





今日はAちゃんの御家族にご挨拶に行く日。
義兄さんも義弟さんも来るみたいで…
さすがに緊張して吐きそう。






「大丈夫、皆拓也くんのこと知ってるよ？」






江「いやそれでもね…」






「もう、笑」







．







俺が運転する車で向かった先にあったのは
一際目立つ立派な家。






江「え、でか。」





「そう？普通だよ。笑」





……そういえば一緒に居すぎて忘れてたけど
Aちゃん、良いとこのお嬢様だったんだ。







「さ、行こ！」







「ただいま〜」






母「A、おかえり！
あら、あなたが江口拓也くん？」





江「はい、初めまして。
Aさんとお付き合いさせて頂いてます、
江口拓也と申します。」





母「やだ、背高くてめちゃくちゃイケメンさんじゃない！パパー！Aが彼氏連れてきたよ！さっ、2人ともあがって！」





江「お邪魔します。」





「ね、大丈夫でしょ？笑」





江「うん。
お義母さん、Aちゃんに似てて綺麗。」







．







父「A久しぶりだね。
そして君が江口くん…？Aの父の大和です。」





江「初めまして。
Aさんとお付き合いさせていただいてます、
江口拓也と申します。」






弟「うわぁ、本物のえぐぅだ…」






兄「ほらお前も挨拶しろ。兄の悠真です。」







弟「弟の和哉です！」






「かずはね、拓也くんの大ファンなんだよ。笑」






弟「あの、後でサインください…！」






江「もちろんです。笑」






母「それよりも！A。
彼氏を連れてきたってことは…期待してもいいのっ？」







「…うん、拓也くん。」







江「はい。あの…Aさんと結婚させてください。
絶対に俺が幸せにします。」






母「ほらー！パパっ」








父「…江口くん。娘をよろしくお願いします。」








江「っ、はい！」








兄「Aが結婚かー。笑」









「へへ、お兄ちゃんお先〜笑」








兄「うるせ、このやろ！笑」








江「笑」








母「ね、ご飯はどうするの？」








「明日私が地方ロケで早いから今日は帰るよ」








母「そう…残念ね。
また拓也くんと2人で遊びにいらっしゃい！」








江「是非。」








「うん！じゃあまた近いうちに帰るね」








江「お邪魔しました、失礼します。」











．

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