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「お待たせしました。」
「おじゃましまぁす。」
靴を脱いだらきちんと揃える。
普段から意識しているからこそできること。
私も見習わなきゃいけないなと遠くを見つめた。
「コーヒー飲みますか?」
「ありがとう。お願いします。」
リビングにコーヒーを持っていくとソファーに座っていたはずの彼はいなくて、CDやDVDが入った棚をしゃがんで眺めていた。
「あの、あんまり見られると恥ずかしいんですけど…。」
「本当に応援してくれてるんだなって嬉しくてさ。」
彼のとなりにちょこんと座る。
最新のCDを手に取ってジャケ写を眺めて思う。
今、私の隣に本物の"舘様"がいる。
にわかに信じ難いことだけれど手を伸ばせば触れられる距離にいる。
「なんでCDケースの俺を撫でてるの?」
私からCDを奪い、棚に戻して私の手を取る。
導いた先は彼の頬。
「ここにいるんだけど、俺。」
「…、」
「ま、今は"舘様"じゃなくて"宮舘涼太"として見てもらいたいけどね?」
今までずっと思い出せなかったのになぜか蘇るあの日の記憶。
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涼-suzu-(プロフ) - 蓮和さん» ありがとうございます。みやだてくんはやっぱりバブめですよね。笑 共感していただける方がいて嬉しいです。次回もよろしくお願い致します(՞ ܸ. .ܸ՞)" (4月2日 16時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
蓮和(プロフ) - 完結おめでとうございます!垢は違いますが毎度コメントさせていただいてますバケモノです。素敵な作品をありがとうございました!!宮舘さんとの恋ってやっぱりいいですよね(?)私も宮舘さんは結構バブい域にいると思ってますw 第8弾も楽しみです! (4月1日 21時) (レス) @page45 id: 69e5d6eaed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼-suzu- | 作成日時:2024年3月25日 17時